about概要

校長・副校長挨拶


校長 中村 和之

九州工業大学 情報工学研究院
マイクロ化総合技術センター センター長

システム開発技術カレッジは、半導体関連産業の技術習得に関し、基本分野から応用分野まで、企業向け講座や一般向け公開講座の実施により、システム開発人材の育成を支援する機関として、平成13年に設立されました。
 以来、福岡県のみならず、広く県外の技術人材の育成にも努め、これまで約20,000人を超える技術人材を育成してきました(令和3年3月末現在)。
 講座は、システム開発におけるハードウエア・ソフトウエアに関する基礎技術的な内容から、最近の変化する社会の状況に対応するため、データサイエンス・AIといった分野の講座も揃え、広く企業様のニーズに応えることが可能です。
 講座実施に関しては、担当コーディネータが、講座実施前・後に柔軟、かつ確実なフォローアップを行い、企業様の人材育成を全力で支援します。
 令和元年12月には、長年培ってきたこれまでの豊富な経験と多くの実績が評価され、「第8回 ものづくり日本大賞人材育成支援部門」において、その最高位となる「経済産業大臣賞」を受賞いたしました。
 今後とも、なお一層、企業様に必要とされる技術人材の育成に励んでまいります。


副校長 内田 誠一

九州大学 システム情報科学研究院
情報知能工学部門 教授

 AI・データサイエンスについては,政府よりAI白書2019も出され、さらに全大学の全学生に学ばせる動きが出るなど、今後ますます重要な分野になってくるものと思われます。以前は、工学、理学、医学、農学といったいわゆる理系学術分野においてのみ、AI・データサイエンスに対するニーズが目立ちました。
 しかし現在では、文系の学術分野においても、例えばディジタルヒューマニティやリーガルテックなど、そのニーズは急速に広がりつつあります。そして、小売業、金融、流通、農林水産業、製造業、サービス業、そしてスポーツやデザインなどあらゆる産業界において、さらには社会インフラ、行政のEBPM(根拠に基づく政策決定)や医療のEBM(根拠に基づく医療)といった公共性の高い機関においても、同様のニーズが高まっています。
 こうしたニーズやご期待に応えられるよう、システム開発技術カレッジにおいては、今後関連する講座を開講して参りたいと思っております。皆様の積極的なご参加やご意見をいただければ幸いです。

概要

沿革



平成13年 2月    福岡県において、産学官連携により「福岡先端システムLSI開発拠点推進会議」が発足し、先端半導体開発の拠点化を目指した取り組みがスタート
平成13年12月 拠点化の取り組みの一環として半導体開発人材を育成する「福岡システムLSIカレッジ」を開校
平成27年 9月 「福岡先進システムLSI開発拠点推進会議」と「ロボット産業振興会議」が統合し、「福岡県ロボット・システム産業振興会議」が発足
平成28年 8月 システムの開発や構築に対応できる技術者育成を図るため、「システム開発技術カレッジ」と改称し講座体系を一新

システム開発技術カレッジとしての取り組み

「システム開発技術カレッジ」では、これまでに「福岡システムLSIカレッジ」で蓄積してきた半導体関連技術者育成の教材やノウハウを活かし、最近のIoTの普及など産業の変化に対応できるよう、新たな分野の講座開発にも取り組んでいます。これにより、新しい付加価値とイノベーションを創出するシステム開発に係る技術者の育成に尽力します。

体制



校長 九州工業大学 教授 中村 和之
副校長 九州大学 教授 内田 誠一
講師(招聘先) 九州大学、九州工業大学、福岡大学、福岡工業大学、九州産業大学、九州共立大学、佐賀大学、長崎大学、宮崎大学、鹿児島大学、山口東京理科大学、倉敷芸術科学大学、広島工業大学、大阪電気通信大学、静岡大学、神奈川工科大学、関東学院大学、慶応義塾大学、芝浦工業大学、上智大学、中央大学、東京電機大学、明治大学、早稲田大学、群馬大学、宇都宮大学、長岡技術科学大学、東北大学、
その他、高い技術力を保有する企業 等
企画・運営 福岡県半導体・デジタル産業振興会議(産学官で構成)
公益財団法人 福岡県産業・科学技術振興財団

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